今回はキッチン編。節ガス方法提案その②

「今冬は暖かいのかな?」と言う入りだっただけに、最低気温にマイナスが付いたりするここ数日は本当に寒さが身に刺さる思いです。

色々な物が値上げ値上げで高騰する一方、ガスの消費量まで増えていく冬……

今回はまた節ガス方法の一例をお届けしようと思います。

今回はキッチン編。お風呂編はこちら

……余談ですが、ロシアのウクライナ侵攻の煽りを受ける等、鉄・アルミ等金属関係の高騰が続いています。今後ガス機器自体の価格改定(値上がり)も予想されます。

10年以上稼働している機器は今のうちに交換した方が良いかもしれません……開催中のキャンペーンを上手くご活用いただけたらと思います。

①お湯を水から沸かさない

「いきなり何を言ってるんだ?」とお思いかもしれませんが、お風呂編でも言った通り、当たり前ですが1℃の水を沸騰させるよりも、40℃の水(お湯)を沸かせるほうが早いですよね。

つまり言いたい事は単純で、コンロの火が着いている時間をいかに短くするか

電気ケトルや電子レンジ(これは私も最近知ったのですが、水の量にもよりますが、ケトルよりも電子レンジの方が電気代が安いんだとか)でお湯を作り、それを沸かす。

給湯器や湯沸かし器で作られたお湯でも良いですが、料理に使う水の量によっては、電気器具のほうがお得に素早くお湯を作れます。

②お湯(水)の量を減らす

40ℓの水よりも20ℓの水のほうが早く効率的にお湯が沸きます。

麺類を作るとき、お鍋にたっぷりのお湯を沸かして……なんですが、1~2人前の乾麺やパスタをゆでる時は、フライパンでお湯を沸かして茹でると効率的です。

③炊飯器を使う*

*機種によっては炊飯以外の使用を推奨していない機種もありますので、説明書やメーカーの商品サイト等をご確認ください

煮物等を作る際、炊飯器の保温機能を使う事によって調理時間を短縮できます。

炊飯器でご飯を炊かない時間に、煮物などに使うお肉や野菜などをお湯や出汁、スープと炊飯器に入れて保温ボタンを押して放置。

ごはんを炊く時間の前に取り出して、温まった食材はお鍋へー、と言ったように、炊飯器が炊飯器として稼働していない時間は他の事に利用してしまおう、と言うアイディア。

ごはんは長時間保温機能で温かくしておくよりも、ラップで保存して電子レンジで温めたほうがおいしい(らしい。そちらのほうがごはんの水分が飛ばないんだとか)ので、お昼に大量に炊いて夜まで保温、と言う炊飯器の利用をしていた方はこの方法いかがでしょうか。

また、ルクルーゼさん等の熱伝導率の高いお鍋や、圧力鍋を使う事でもガスを節約(調理時間を短縮)できます。

昨今、電気代の高騰でオール電化のご家庭も以前のように決して「光熱費が安い」とは言えなくなってきているそうです。

今回の節ガス方法は単純にまとめると「電気製品も有効活用しましょう」なんですが、電気には電気の、ガスにはガスの得意分野があります。

上に書いた通り、料理につかうような量のお湯を作るのは、電気の方がエネルギー効率的にもスピード的にも優れていたりしますが、お風呂に入るような量のお湯は、電気温水器の技術が発達してきていてもまだまだガス給湯器に軍配があがります。

どちらかのエネルギーに傾倒するのでは無く、それぞれの得意分野に仕事を割り振ってあげる事が何よりの節約、エコロジーにつながるのでは?と思います。