お湯を効率良く使う節ガス方法

12月に入り、急激に気温が下がりました。

こうなると気になってくるのがガス使用量。

お客様には大変申し上げにくいのですが、今冬は原価高騰によるガス代金値上げのお願いをせざるを得ない状況です。

そこで今回は、少しでもガス使用量を節約できる方法をいくつかご紹介できたらと思います。

ガス使用量の大半は、一般的にはやはりまずお風呂周りになります。

水温の下がる冬場のお風呂は夏場よりもガスの使用量がどうしても上がってしまいます。

(同じ40℃のお湯を作るにしても夏場と冬場で水温に最大20℃の差があると言われており、その分ガスの使用量がどうしても夏場より増えてしまいます)

ガス使用量を抑えた高効率給湯器を!」と、宣伝に入りたいところなのですが、

今回は今日からできるもうちょっと根本的な節約方法をご紹介します。

 

①家族間で入浴時間の間を置かない

家族間でのご入浴は、なるべく間を置かずに連続しての入浴をする。

追い炊き機能、フルオート給湯器による保温機能など快適なバスライフをお手伝いする給湯器の機能は、当たり前ですがその度にガスを使用します。

なので、家族間でのお風呂の間隔はできるだけ短く、トータルでお風呂を使う時間を短くする。

当たり前のようなことを言っていますが、実はこれがガス使用量節約には凄く大きいのです。

先ほどの水温の話に戻りますが、水からお湯にするエネルギーは元の水温が高ければ高いほど節約されます。

一度お風呂に入れたお湯の温度を極力下げず、なるべく追い炊きを使わず、なるべく給湯器(のガス釜機能)を働かせない。これを頭の隅にちょっと入れておいてください。

 

②節水シャワーヘッドを使用する

シャワーヘッドの交換をしましょう!と言うといきなり宣伝ぽくなりますが、ホームセンター等で¥4,000~ほどで販売されている節水シャワーヘッドで水の消費量を抑えるのも節約には有効的です。

「ウチは湯舟には浸からずシャワーだけだから」と言うご家庭もいらっしゃいますが、実はシャワーのお湯の消費量は結構な物。

身体も浴室も冷える冬場のシャワーは、ささっと済む夏場よりも長くなりがち。

15分間のシャワーに使用する湯の消費量は180ℓと言われています。小さ目の浴槽ならちょうどいいくらいの水位になる程で、これはむしろ普通に浴槽にお湯を張ったほうが身体も温まるしガス代的にも変わらないしで、「ガス節約の為にシャワーしか使って無かったのに」と言う人は、実は結構本末転倒な事になっていたりするかもしれないのです。

前述のホームセンター等で販売されている節水シャワーヘッドはお客様自身で簡単に交換もできますので、是非お試しください。

 

交換取付前に、お客様が現在使用されているシャワーヘッドと、節水シャワーヘッドのパッケージに書かれている仕様をよくご確認ください。おすすめはスマホなどでシャワーの写真を撮り、店員さんに確認してもらう方法です。

先月ご紹介いたしましたエネベストキャンペーン取扱商品のミラブルも特殊な空気混合方式により節水効果が通常シャワーの50%程に抑えられる物で、マイクロバブルが毛穴の奥まで浸透し汚れも落ちやすく、節水・節ガスにもなるアイテムですので、こちらもご検討ください。

 

③給湯器の給湯温度を調整する

給湯器の給湯温度を高め(50~65℃)に設定して、サーモ水栓(混合水栓)で温度調整をしてシャワーをお使いのお客様もいらっしゃると思います。

水温が低下する冬場は、この設定のほうがすぐに使いたい温度のお湯を調整できて便利なのですが、高温設定にしている以上、お湯の栓をひねると給湯器の中では一度高温のお湯が作られている事になります。

節約には給湯温度を普段お使いいただく温度より少し高めくらいに設定し直す(43~45℃)事で、今まで使われる事の無かった高温のお湯が作られる事無く、ガスの使用量の節約ができます。

ただ環境により水の使用量があがる(高温設定時より求めている温度のお湯が出てくるまで、時間がかかる)可能性もありますので、前述の節水シャワーヘッドとの併用をおすすめいたします。

 

④給湯器を高効率機種に交換する

と、言う事で最後は宣伝になります。

お手元にエネ・ベストキャンペーンのチラシが届いているお客様ももう多いと思われます。

高効率給湯器エコジョーズは、ガス代節約はもちろん、CO2排出も抑えられる為環境にも優しい優れもの。

ガス使用量を通常給湯器の約10%抑えられます。

チラシ掲載商品以外にも、エコジョーズ、さらに環境にもランニングコストにも優れるハイブリット給湯器もございますので、是非お気軽に弊社担当、もしくは店舗にお問い合わせください。

「最後で結局宣伝か」と思われた方、申し訳ありません。でも、上記の①~③を見直す事で、劇的とは言わないまでかもしれませんが堅実かつ確実に節ガスにはなります。

とくにシャワー派の人にとって②は重要ではないでしょうか。

環境以外にも「厳冬」になりそうな今冬を乗り切る為にも、もう一度「当たり前に」していた事を見直してみると思わぬ発見ができるかもしれません。